30歳 子持ち男性のファッション事情
ファッションはその人をとても表していると思います。
きっちりスーツを着こなしている方は、それだけで清潔感があり、仕事が出来そうな雰囲気を醸し出す。逆も然りですが、中身が伴っていなくても、外見がぱりっとしていればそれだけで得することもあるはず。
私の勤めている会社は私服可であるため、スーツは一切着ません。
というよりも外見の自由度が高すぎて、短パン・ビーサン・金髪・帽子・ピアスなどなんでもありです。
そんな会社に新卒で入社して9年間、結婚、出産等を通じてどういう経路を辿ったかを紹介させてください。4つのフェーズに分かれます。
第1フェーズ:お金持っちゃった大学生期
23歳(裏原系:Tune)月10万弱
大学卒業後、入社をし、初任給は感慨深いものがありました。
それまでバイトはしていましたが、所詮10万程度が最高額で、その何倍ももらえた時には心が躍ったものです。
私は、元々洋服が大好きでかける額もかなり大きかったのですが、そのバランスのまま給料はファッションに消えて行きました。
雑誌はTuneを毎月見ていて、エッジがたったファッションが好きでした。でも自分で着る勇気はなく、参考にしながらも、ハイブランドだったり、裏原系を購入していました。学生時代では手が届かなかった、MID WESTやMIHARA YASUHIROなど単価が高いものばかりを買っていました。この前見返したらこの時期に買ったTシャツが出てきましたが、ハートから血が出ている描写で、ずたぼろ(加工されている)でなんで買ったか本当にわからなくなりました。
第2フェーズ:社会人ストリート
25歳(AMERICAN RAG CIE:SMART, MEN's FUDGE)月5万弱
勘違い大学生時代を経て、たどり着きます。
そもそもこのフェーズに行くきっかけは友人との買い物がきっかけで、8万ほどするバッグを即決めで、購入したのを見て引かれたことでした。
そこでハッと気づき、こんなにお金かけていることは普通ではない、というかこのファッションなんだ?という疑念にかられ、落ち着いて(見た目も心も)きたのがこのフェーズです。
基本的には、綺麗目なストリートな感じです。私は元々太めなパンツを腰で履くのが多いため、こうなっていたのですが、雑誌も変わり、ブランドもがらっと変わりました。
ブランドが変わると買い物に行くエリアも原宿→渋谷になり、FREAKS STOREやCA4LA、AMERICAN RAG CIE などがメインになります。
単価はまだまだ高いですが、より周囲から共感されるファッションになってきた時期です。このあたりで私は結婚をします。人生の絶頂期(金銭面で)だったと思います。
第3フェーズ:海外かぶれアラサー
28歳(RALPH RAULEN アバクロ:OCEAN)月3万弱
この時期になってくると、正規店では購入しません。
買うのはアウトレットが多くなってきます。
また海外旅行で行った先で購入することも多いです。要は海外ブランドを多く着るようになります。RALPH RAULENやアバクロなどは、ハワイや諸外国でもだいたい売っていて安くなっているため購入する機会がとても多かったです。
このフェーズになった経緯でいうと、家購入&嫁の退職でしょうか。
ファッションにかける金額が目減りしていくのが体感できてくるフェーズです。
第4フェーズ:チャンピオンスタイル
30歳(チャンピオン:なし)月原則0円
イマココです。そうです、基本買わないという神の領域に達しました。
アウトレットでも、買わない(というか店にも行かなくて子供服だけ見る)どこで買うか?ですがネットです。楽天スーパーセールなど、スポット的な時に買います。
私は結局最終形、Tシャツ・ジーパンが大好きなのですが、シンプルが故にこの2つにはかなりのこだわりがあります。ことTシャツでいうと、質感・サイズ感・汗の吸収する感などいろいろあるのですが、チャンピオンのTシャツはとてもバランス良く、かつコスパも良いため、今きているTシャツはほぼチャンピオンです。
たまに気分的に変えたい時はフェーズ②の服を着たりもしますが、翌日には確実にこのスタイルに戻ります。このフェーズになったきっかけは娘誕生です。
このように、4つのフェーズを経ていま私はチャンピオンスタイルになりました。
すべてのフェーズでライフスタイルに転機があり、着実にファッションにかける金額が減っていきました。
とはいえ、今でもその当時の服は残っていて(着れない服ばっかりですが)
たまに楽しめるので、これからもファッションを楽しんでいこうと思います。