30代コミュ障の成長するためのブログ

30歳子持ち犬1匹の渋谷勤務のIT社員による、とりとめのないブログ

思い返すと怖い話し

私が自動車学校に通っていたのは大学1年生の時。

今から10年以上の前の話です。

 

当時は大学に通いながらの自動車学校へと通っていました。

私の通っていた自動車学校の近くには大学が何個かあるため、

同年代の学生っぽい人も結構いました。

 

ある日、私は高速講習を受けました。

私はMT講習だったのですが、高速講習だけはAT車でやることに。

またこの講習は受講者が3名で受けます。

高速講習とはまず、教官が高速に入り2区間ほど走り、PAに入ります。

そこで生徒とバトンタッチして、1区間ほど走って、高速を降ります。

そこでまた生徒とバトンタッチをして、高速の逆側へ乗り

最初にバトンタッチしたところまで乗り、最後の生徒にバトンタッチします。

 

なので、教官も含めて目まぐるしく席が入れ替わります。

私はその時一緒だった生徒は、私と女性が二人。

その女性は多分同年代の大学生だった気がします。

 

高速講習が始まると、Aさんが始めにバトンタッチして高速講習を受けました。

その時私とBさんは後部座席に。

この時は会話は何もなく、ただ淡々と時間が流れました。

 

次にBさんが高速講習を受けることに。

後部座席には、テンションが高めのAさんと私が。

テンションのせいか、訛りがハンパなく出てるAさん

初対面の人とは何があっても心を開けない私はほぼ無視していました。

 

時間が経ち、私の講習の番に。

後部座席では、テンションが高い女子達がたのしそうに

会話をしています。初めての高速だったので少し緊張していましたが

高速教習は特に問題なく、終わりました。

 

終わった後、Aさんから「一緒にご飯いかない?何かの縁だし」と言われましたが

「すみません、この後バイトあるんで」と速攻で断りつつこの日は終わりました。

 

高速教習が終っても、講習自体は何回かあるため、いつも通り

教習所に行くと、Aさんがいました。

Aさんは、「ひさしぶり!」という言葉と共に、訛りが入った言葉で

ほぼずっと喋っていました。対する私は、とてもめんどくさかったため

携帯をいじりながら、適当な相槌をうちつつ、時間をつぶしていました。

 

おかしいと思ったのは次の講習の時。

また教習所に行ったら、Aさんがいました。雰囲気的にたまたま会った、というよりはちょっと待ってた感の顔をしており、ちょっと怖くなったため、そのままトイレに駆け込み、時間ぎりぎりに出てきて、ほぼ会話をせず講習を受け帰りました。

 

その次に教習所に行ったのはバイトの兼ね合いもあり、1週間ほど空いてしまったのですが、Aさんの姿はなく、ほっと胸をなでおろしていると、Bさんがいました。

Bさんは私に気づくと、寄ってきてこう言いました。

 

「Aさんとお付合いしてるんだってね!Aさんとっってもピュアだから気をつけてね〜♩」

 

「は・・・?」

 

Bさんが言うには

・Aさんと私は付き合っているとAさんが言ってる

・Aさんは一人娘で、親も厳しいけど会うと言ってくれてる(私が)

・Aさんは上京して1人暮らしで、私がほぼ毎日来ている

 

頭がパニックになり、あっけにとられすぎて絶句してしまい

Bさんに何も言わずにその場を去りました。

 

というか、連絡先もしらねえ

 

という感情の私は色々と考えましたが、

結論無視をすることに。

というのも、後1回教習所に行けば、もう二度と教習所にはいかないため

まあいいだろ、といった感じです。

 

事件は、最終日に起きました。

その最後となる日に私は教習所に向かっていると、教習所の近くにいつもより人が多くいたのと、真っ黒な車が何台か停まっていました。

なんか不穏な空気を感じながら、歩いていると教習所の中にAさんが見えました。

その時点でかなり身構えたのですが、その横(というか周り)にいかつめな男性が何人かいました。

何かを察し、くるっとUターンをし、ダッシュで家へ帰りました。

(教習所には、入ってた講習をずらしてもらう電話はしました)

 

翌日普段行かない時間帯に大学の講義を休んで、行き無事卒業は出来たのですが、

教習所は卒業しても、筆記試験が免許センターであります。

筆記試験自体は朝から行い、お昼頃の発表まではちょっと時間があります。

 

私はその空き時間を免許センターのレストランで過ごしていたのですが

そこに偶然にもBさんがいて、少し話をすることに。

もちろん会話はAさんだったのですが、Bさんがだいぶ心配そうに私を見ていたので不信に思って聞いてみると

 

・この前のAさん(といかつい男性)がいた日、Bさんもいた

・Aさんの実家はそっち系(893てきな)の家系らしく、しかも一人娘

 

とのこと。

驚きを通り越し、恐怖が買ってしまい、やっとここで

本当のことをBさんに伝えました。(というか接点がほぼないこと)

 

Bさんは、よほど驚いたのか、途中何度も

「それ本当なんだよね・・・?」と私に聞いていました。

 

話を聞き終わると、「これは早く教えてあげた方がいいかも」

と言い、「あたしがなんとか取り持ってあげる」とも言ってくれました。

正直、Aさんとこれ以上関わりたくなかったため、お願いをしました。

 

それ以来、Aさんに関する話はまったく私に入ってこないため

Bさんが上手くやってくれたのだと思っているのですが、あの日、私が普通に教習所に行っていたら、今の人生はまったく違うものになっていたのか、とたまに思う度、ありえない話だなと笑えつつ、えも言えない恐怖に苛まれます。